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なぜアップル製品の秘密情報が漏れないのか

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ipad2発売間近

なぜアップルの製品はリークされにくいのでしょうか?

新商品に関しては、昔から徹底した秘密主義の元に開発が行われていることで有名なアップルですが、その内部情報が出てこない理由がここにありました。

今回も、イベントの招待状の図から3月2日にiPad2が発表されることはほぼ間違いないようですが、昨日突然発表されたインテルの「Thunderbolt」が搭載された新型Macbook Proの発表は、誰も予想していませんでした。

2010年には社員がiPhone4をカフェに置き忘れてギズモードにリークされるという失態もありましたが、これだけソーシャルメディアが発展した現代においても、昔と変わらず秘密主義を徹底出来ている点は素晴らしいと思います。

Foxconnの労働実態と堅牢なセキュリティ

アップル社の製品は、台湾のFoxconn(鴻海精密工業)という会社が作っています。
アップル社製品の他にも、デルやHPの製品もこの会社が作ってます。

3月2日に発売されると噂になっているiPad2もFoxxconnが製造しており、2月末にも出荷されるだろうと言われています。(ギリギリですね)

しかし、このFoxxconnは低賃金で過酷な労働を強いられ、社員は非人間的な扱いをされているという報道で結構有名です。

参照:AppleとFoxconnの実態(非人間的で過酷な低賃金労働)がアメリカで報道されないのはなぜか?

45万人の従業員のうち、2010年の1月から5月の間に9人が自殺、2人が自殺未遂をしたというニュースまでありました。

そんな会社の社員は当然、会社に対して不満を持っているでしょうから、「憂さ晴らしに新製品のリークをしてやろう!」考えるというのは当然のことだと思うのです。
しかし、アップルの秘密主義は依然として守られています。それはなぜなのでしょうか?

その理由がニュースサイトに書かれていたのでまとめてみたいと思います。

  • 製品情報の漏洩元となったFoxconnの関係者は解雇
  • 情報を入手した個人やジャーナリストは訴訟する
  • 部品や完成品を納入する取引先に対して、情報漏洩があれば膨大な賠償金等のペナルティを与える契約がある
  • 工場への出入りにはICカード認証が行われている
  • 金属探知機や身体検査の実施

また、驚くべきことにFoxconnの「セキュリティゲートで囲まれた要塞」と呼ばれる工場はこんな感じになっているようです。

工場の敷地内には寮や食堂、銀行、郵便局、レクリエーション施設、パン屋までありとあらゆる設備を備え、従業員が外に出る必要がないよう配慮されている。配慮されているというよりむしろ、極力従業員を外に出さないことで情報リークを防いでいるといえるかもしれない。

低賃金労働者達が工場に連れてこられ、敷地内で生活しながらアップル社の新製品を作り続け、その間ずっと敷地内で生活するので、基本的にずっと工場の外に出ることがないから情報が漏れない。という理屈ですね。

また、工場内のラインを分けて従業員がどの製造工程を担当しているのかわからなくしている為、最終工程を担当する一部の従業員のみが完成品の形を知っているようです。

また、アップル側でもあえて複数の工場や取引先に違う製品を渡すことで、万が一情報がリークされた場合であっても、どの場所から漏れたのかが一目瞭然になるような配慮がされています。

このような徹底した製造工程の元、秘密主義を守っているアップル社やFoxconnの従業員、製品関係者には敬意を払いたいものですねー。

最後まで読んでいただきありがとうございました

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