お金持ちになるための最もシンプルな行動原則
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昨日、たまたまニュースを見ていて、気になる記事がありました。
お金持ちになりたい人必見―お金を持っている人の共通点「長期的な計画が得意」(ライブドアニュース)
アメリカのCNNMoneyの調査によると、お金持ちの共通点は3つあるとのこと。
- 長期的な計画が得意である
- 自信がある
- 控えめな生活をしている
「お金持ちの法則~」みたいな本は巷に山ほど出版され、書籍ランキングを見ても結構売れています。私もたまに読みますが、書いてあることはどれもほとんど同じです。
お金持ちの共通点や思考プロセスは決して秘密にされているものではなく、研究によってすでにある程度解明されています。あとは、それを知った自分がその通り実践し、行動できるかどうかの問題だと思います。
3つの共通点を貧乏人と比較してみる
先ほどのお金持ちの3つの共通点「長期的な計画が得意」、「自信がある」、「控えめな生活をしている」は、以下のように置き換えられると私は考えます。
- 長期的な計画が得意である = 我慢強さ
- 自信がある = 行動力
- 控えめな生活をしている = 稼いだお金を守る力
そしてこれはお金持ちの共通点であると同時に、逆にいうと貧乏人の共通点でもあると思います。上記の3つが欠けていることが、いわば「貧乏人の法則」なのです。
今回は、あえて「お金持ち」と「貧乏人」という言葉を使って解説します。
我慢強さ
法則の1つめ、「長期的な計画が得意である」は「我慢強さ」と言い換えられると思います。
TEDのこの動画は実に興味深いです。
子どもにマシュマロを与え、食べずに我慢をすればもう一つ上げると約束します。
15年後追跡調査を行った結果、マシュマロを食べずに我慢した子どもは社会的成功をおさめており、我慢できずにマシュマロを食べてしまった子どもは社会的に成功できなかったと判明しました。(マシュマロ・テストの話は「スタンフォードの自分を変える教室」という本にも載ってます)
お金持ちは短期的な利益よりも長期的な利益を追い求めます。
世界一の大金持ちである投資家「ウォーレン・バフェット」が、買った株の利益確定をせずに何十年も持ち続けることで、複利効果と節税効果を最大化しているのは有名な話です。
株を買って値上がりしても、利益確定をしなければ欲しいものは買えません。
しかし、忍耐強く持ち続けることは複利と節税においてもっとも合理的な行動となります。(利益確定するまで税金は払わなくて良い)
一方で、貧乏人は目先の利益を追い求めます。
例えば車が欲しいという欲求を我慢できず、手元にお金がなくてもローンを組んで車を買います。
TEDでも言われている通り、我慢できない人には自制心がないのが問題です。例えば、すぐカッとなってしまって後先考えずに突然仕事をやめるとか。自制心がないと本能で動いてしまうので、規律を守らず犯罪を犯してしまうなど、社会的失敗に繋がる恐れがあります。
長期的な利益や損失を無視し、短期的な欲を満たそうとする非合理的な行動と、自制心の足りなさによる社会的な失敗。我慢強さはあなたに富をもたらし、我慢の足りなさはあなたから富を奪います。
マルサの女のこれは名言ですよね。
行動力
法則の2つめ、「自信がある」は「行動力」と言い換えられます。
自信がある人は何事にも「できる、できる」と考えます。(金持ち)
自信がない人は何事にも「無理、無理」と考えます。(貧乏人)
自信がある人は必然的に「自分の実力を試してみたい」と考えるので、上へ上へと行こうとします。
自信がない人は必然的に「いまのままでいい」と考え、現状維持を望みます。
(下へ下へ行こうとする人は存在しません。)
環境の変化を望むか、望まないかが行動力に現れます。
環境の変化がない現状維持の状態は、安心である一方、その環境に長期的に滞在すると思考停止を招きます。
例えば、英語が全く話せないのに一人でアメリカに行けますか?という質問をした場合。
自信がある人は「話せなくてもなんとかなるだろ」でアメリカに行きます。
自信がない人は「英語が話せないのでアメリカに行くとか無理」となります。
どちらも英語が話せない点で同じですが、自信の有無によって行動に違いが出ます。
結果、自信がある人はチャンスの幅を広げ、自信がない人はチャンスの幅が制限されます。
すべての人がお金持ちになることはできません。お金持ちになるにも差別化が必要です。
多くの人ができないことに踏み込める行動力が、お金持ちの源泉の一つだと思います。
稼いだお金を守る力
法則の3つめは、「控えめな生活をしている」ですが、これはつまり「稼いだお金を守る力」と言えます。
よく、給料が低いから金がないという意見を聞きます。
キツイように聞こえるかもしれませんが、私は、「年収が低いから金がないというのは嘘」だと考えます。
例えば手取り20万円をもらっていて生活できないという人は、30万円稼いでも50万円稼いでも100万円稼いでも生活できないと思います。(もちろんワーキングプアが存在している現実もありますが)
「パーキンソンの法則」の第2法則に「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものがあります。
簡単に言うと、「人間は、稼げば稼ぐほど使ってしまう生き物」なのです。
日本エスリードの求人で「3000万円稼いで分かったのは4000万円ないと足りないということ。」という名言を残した人がいます。
ドラマ「半沢直樹」で大和田常務が借金をしていたという事実も、私の中では衝撃的でした。
昨年末の1億円記事にも書きましたが、私は「お金は稼ぎ方よりも使い方が大切」だと思っています。
まずは、「人間は稼げば稼ぐほど使っていしまう生き物」だということを理解することが、お金持ちへの第一歩と言えるかもしれません。
たくさん稼げばお金持ちになれるというのは妄想です。守る力があってこそのお金持ちです。貧乏人はこの点において欠けています。1つめの法則にもあったように、長期的な利益や損失を無視して、目先の利益と欲望を優先します。(我慢強さがない)
また、情報力を持たないため、価格を比較せずにその場で高い値段で買ったり、知り合いから勧められたという理由だけで、よくない製品を買ってしまいます。
お金持ちになることが偉いわけではない
ここまで、お金持ちと貧乏人の考え方と行動の違いについてまとめてきました。
最後になってこういうことを言うのもアレですが、私は「お金持ちになることが偉いことではない」と考えています。
世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは「金がほしいわけではないんだ。金を儲けるのや、金が増えていくのを見るのが楽しいんだよ。」と語っています。(バフェットとソロス 勝利の投資学 より)
一方で、「3000万円稼いで分かったのは4000万円ないと足りないということ。」という名言を残した日本エスリードの社員は、お金持ちではないかもしれませんが、稼いだお金をすべて使って人生を謳歌していると思います。(実際に海外に行ってわかったことですが、場面で行動する「刹那主義」を貫いて今を精一杯生きることの方が、むしろグローバルスタンダードな生き方だったりします。)
どれだけ稼いでもお金は墓場までもっていけません。
お金持ちになることが唯一の正解ではなく、お金持ちになることも、ならないことも、結局は自分の選択なのだと思います。
最後に、今日話した内容を改めて整理します。
- 我慢強さはあなたに富をもたらし、我慢の足りなさはあなたから富を奪います
- 多くの人ができないことに踏み込める行動力が、お金持ちの源泉の一つ
- お金は稼ぎ方よりも使い方が大切
いかがでしたか?
これらの3つの行動原則を踏まえて生活をすれば、お金持ちに一歩近づけるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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