便利すぎるネットスーパー、でも実は儲かってないらしい
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先日、住友商事が「サミットネットスーパー」から撤退するというニュースが出ていました。サミットネットスーパーは首都圏を中心としてサービス展開していた、ネットスーパーです。
今日の日経にその詳細について書かれていました。
ネットスーパー、住商撤退 活況の影、遠い黒字化 競争激化、無料配送重荷に
(有料記事です)
どうやら、「配送コスト」が重荷となっていて、黒字化の見込みが立たないことが撤退の理由のようです。また、日経には参入企業の多くが赤字から抜け出せておらず、利用者も伸びなやんでいると書かれていました。
「客単価が上がる」か「利用客が増える」ことを実現しないと、どうしても配送効率が悪くなるので、売れば売るほど赤字の状態になってしまいます。これも日経からの引用になりますが、ネットスーパー業界では
「1時間で5軒以上に届ける効率の良さ」が黒字化のカギなのだとか。
物流と配送効率がカギ
やはり、ネットスーパーでも、強みを発揮するのは物流に強い企業になってきそうです。例えばセブンイレブンを持っているイトーヨーカドーとか、あとは楽天とかアマゾンなどは、物流でも存在感を発揮していますよね。
また、最近はローソンが「ローソンフレッシュ」という食材配送系のサービスを始めました。消費者に直接商品を届けるというのは、また違うのかもしれませんが、物流のノウハウを持っているコンビニがネットスーパーに参入するのは、よい流れだと思います。
ネットスーパーはとても便利
私はネットスーパーが始まった当初から、何度も利用しているのですが、かなり便利です。一度使ってみると、その良さが実感できると思います。注文した商品が当日または翌日に届くので、一人暮らしの方にとって、風邪をひいた時などはとても助かります。
以前、テレビ東京のカンブリア宮殿で「カーシェアリング」が取り上げられていました。若者が近所のスーパーまで食材や飲料の箱買いをしに行くときに、カーシェアを使うと便利だと言っていました。
でも、カーシェアリングで1時間車を動かすと、1,000円ぐらいかかります。また、自分で運転してスーパーまで行かなくはなりません。その点、ネットスーパーなら配送員の方が家まで持ってきてくれて、送料は平均300円ぐらいです。(一定金額買うと送料無料)
おそらく、認知度の低さや、値段や鮮度に対する不安があることが、ネットスーパー利用の妨げになっているのでしょうが、個人的には非常におすすめしたいネットサービスの一つです。
クートンでも、ネットスーパー100の活用術というサイトを運営しているのですが、もっともっとネットスーパーの利便性を訴求して、利用客を増やしたいですね。
このままネットスーパーが廃れても、Amazonあたりがそのうち利益度外視でやってくると思うので。。。どうせなら身近なイオンやイトーヨーカドーみたいな企業に頑張ってもらいたいと思います。
矢野経済研究所によると2012年度のネットスーパー市場は940億円。今後5年で2.5倍超と急拡大する見通し。楽天やアマゾンジャパン(東京・目黒)も食品の取り扱いを増やしている。業種を越えた顧客の争奪戦が、さらなる淘汰を招く可能性もある。
うーむ。。
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