ソフトバンク 孫正義という人物の本当の価値
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ソフトバンクがアメリカの携帯会社「スプリント・ネクステル」を買収した。
少し前に大きなニュースになった話だ。
1兆5,000億円の借金を背負っての大型買収である。
ご存知の方も多いが、ソフトバンクは「超」がつくほどの借金会社だ。
2006年にボーダフォン日本法人を買収するため、2兆円もの借金を背負った。
順調に借金を返済していたのに、なぜまた多額の借金を重ねたのだろう。
孫正義は、ソフトバンクという会社を潰したいのだろうか。
成功者が新たなリスクを負うということ
きっと孫正義の日常は、毎日が非日常なのだろう。
毎日が勝負であり、365日の密度は、一般人とは全然違うものだと思う。
1.5兆円の買収発表はすでに結果論であり、日々の積み重ねの上にできる決断であることは言うまでもない。
借金は誰にでもできるものではない。
債権者や株主、失敗した時に多くの人から幻滅される羞恥心を考えれば、すでに成功を手に入れた人が新たなリスクを取ることには、何のメリットも感じられないように思う。
なぜ、上へ上へ、それでもなお上を目指すのだろうか。
孫正義の本当の価値
僕は、孫正義がもつ本当の価値は、大きな利益を上げて株主に儲けさせることでも、充実した携帯サービスを提供することでもないと思っている。
僕はソフトバンクや孫正義が成功するか失敗するかはもはや重要なことではないと思っている。
チャレンジし続けること、そして圧倒的なまでの高みに登った人が、「多くの人に対して与える影響」こそが本当の価値だと思う。
孫正義の影響力
孫正義の影響力は多くの人におよぶ。
最近、Yahoo!JAPANの社長が交代した。
新しく就任したのは若手の「宮坂学」という人物だ。
宮坂社長になってから、Yahoo!は明らかに変わった。
新しいことにチャレンジし、どんどん変化を遂げているのがわかる。
それも、Yahoo!の親会社に孫正義という人物がいるからだろう。
親が無茶をするからこそ、子も無茶ができるのだ。
あらゆることは小さいことだ
孫正義のような無茶をする人が多いから、まだまだ情報通信やIT業界は面白くなると思う。
成功や失敗などの結果論はどうでもよいことであり、「自分がおこなう行動のすべてを小さいと思わせてくれる行動」こそが、もっとも価値があるのだと思う。
「あなたの身におこるすべてのことは小さいことだ」
「世の中のあらゆることは小さいことだ」
僕は、孫正義をはじめとする偉人たちから、常にそう言われているような気がしてならないのだ。
現実に、成功してもなお、1.5兆円の借金を背負おうとしている人がいる。それと比べたら一般人の失敗なんて本当にちっぽけなもので、たとえどんなことにでもチャレンジできるということを証明してくれている。
— 川原裕也さん (@yuya_q) 10月 15, 2012
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