即実践!たった3分でねこ背を治す方法
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『ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」』という本を読んだので、書評も交え、内容をまとめておきます。
この本は10万部を突破したロングセラー書籍で、Amazonの2012年 上半期Booksランキングにも入っています。
(ちなみに7月8日までにAmazonで購入すると、Amazonポイント7%還元だそうです。)
著者は、気功治療院を経営している小池義孝さんという方で、人体の構造の観点からねこ背を治す方法を解説しているのがこの本の特徴です。
本書は大きく分けて4部構成になっています。
- 呼吸が深くなる方法
- ねこ背が治る方法
- 腕力を上げる方法
- 歩くのが速くなる方法
簡単にねこ背を改善する方法
一般に、ねこ背を矯正する方法として知られているのが、「胸を張って背筋を伸ばす」、「背中に定規を入れてムリに矯正する」などですが、これらはすべて無理をした姿勢なのですぐに疲れてしまい、結局元に戻ってしまいます。
中には、筋肉が衰えているからだという意見もありますが、日常生活が普通に送れるような人が筋力不足で姿勢が悪くなってしまうことは考えにくいです。
(と書かれていますが、私は筋力を鍛えることで、自分の姿勢が改善したような気がします)
このように、ムリに背筋を伸ばすことで、ねこ背を解決しようとするのがそもそもの間違いなのです。
人がねこ背になるときはどのような時でしょうか?
「立っている時」、「座っている時」
逆にねこ背にならないのはどのような時でしょうか?
「寝ている時」、「膝立ちをしている時」
膝立ちをしていると、自然に背筋が伸びます。
それは大腿骨(だいたいこつ、太ももの太い部分)によって、骨盤と上半身が支えられているからです。
つまり、大腿骨に上手に乗ることで、人間は簡単に良い姿勢を保つことができます。
大腿骨にうまく乗るには、2本ある「すねの骨」のうち、内側の太い方に乗ることが重要です。
(すねの骨は、外側の細い部分と内側の太い部分の2本で構成されています、画像参照)
すねの太い骨を中心にして広範囲で支えるようなイメージで、ちょうど足の土踏まずの後ろ側で、かかとの少し前あたりに重心をかけると、大腿骨をうまく支えることができ、良い姿勢が作れます。
呼吸が深くなる方法
続いて第一部で紹介されている呼吸の話をします。
多くの人々は呼吸が浅く、極端に言えば「常に酸欠状態」になっています。
呼吸が浅くても死ぬことはありませんが、身体機能が満足に機能しません。
では、呼吸を深くするにはどうすればいいか?
筆者は、呼吸を深くするには「肺や臓器の大きさを意識するだけで良い」と言っています。
本来、肺は下側はろっ骨の底辺近くまで、上側は鎖骨を少し越えたあたりまで広がっています。
そして、背中側にも大きく広がり、背中の中心辺りまで肺は広がっています。
肺や臓器を大きくイメージしながら息を吸うことで、鎖骨の周辺や背中が大きく膨らむのを感じること。これを意識するだけで呼吸の浅さは改善できます。
呼吸が深くなることのメリット
呼吸が深くなると酸素の摂取量が上がるため、以下のメリットがあります。
- 酸欠状態にあった細胞にも酸素が行き届く
- 運動機能、身体機能の向上
- リラックスでき、心にも影響を与える
この他、第三部は「腕力を上げる方法」、第四部は「歩くのが速くなる方法」が書かれています。
いずれも、「体の構造」を理解することで、即実践出来る内容になっています。
気になる方はぜひ書店などで手にとってみてください。
本書は、気功治療の方が書かれた本なので、一部に「チャクラ」や「気の流れ」のような部分の解説もあります。
これは私の感想ですが、ややスピリチュアル寄りの内容が書かれていて胡散臭い部分もあるので、そういった所は読み飛ばしてしまっていいと思います。
本の読み方は『【速読術】ビジネス書を短時間で読むための読書術』を使って必要な部分だけをピンポイントで読んでいくと、短時間でサクサク読めると思います。
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」 | |
小池 義孝 さわたり しげお
自由国民社 2011-10-28 |
最後まで読んでいただきありがとうございました
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