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成長から生まれる幸福と、自分の成長が他者の価値に繋がるというはなし

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青い鳥

前のエントリーで、私の人生の目的は「成長」にあると書きました。

仕事をするのも本を読むのも、何か新しい体験をするのも、すべての行動の動機は「自己の成長」が源泉となっています。

なぜ成長し続けることを望むのか、その理由は

  • 自分自身が成長しているという実感に幸福を感じるから
  • 自分の成長が他者の価値に繋がると信じているから

だからです。

このエントリーでは、その辺をもう少し深く掘り下げていきたいと思います。

プロゲーマーのウメハラさんの考えに結構影響を受けているので、それに近い文脈が出ていると思います。

完全に自分のメモですね。

成長をやめた人間は幸せを感じなくなる

なぜ成長し続けようとするのか。

それは、成長をやめた人間は幸せを感じなくなり、不幸になると考えているからです。

例えば、ギターを弾いてみたいと思って練習を始めます。最初は新しい発見が続くのでギターを弾くことが楽しくてしょうがなく、幸福な状態です。

しかし、しばらく続けて上達してくるとだんだん難易度も上がってきますし、劇的な新しい発見も少なくなります。上達とともに成長速度が鈍化し、弾いても弾いても成長しなくなる。やがてあれほど楽しかったギターが楽しくなくなり、ピタッとやめてしまいます。

成長の過程では、自分の置かれている環境や立場、そして持っているお金に関係なく、とても幸福を感じられるものです。しかし、やがて成長は鈍化し、いずれ成長が止まるとそれが幸福なものと思えなくなってきます。

恋愛、経済、仕事、勉強etc.

どのようなカテゴリにおいても、成長率が高い最初のうちは幸福で、時間とともに成長率が鈍化し不幸(というより幸せを感じなくなったり面白くなくなったり、飽きたりする)になります。

人生も同じで、成長をやめてしまうと、人生が楽しくなくなるし、人生の目的というか、自分が生きてる意味がわからなくなります。こういう時、自分の行動に迷いが生じます。

自分の理想を掲げ、その実現に尽力すること。これが人生で一番大切なことである。」という記事に書きましたが、目的や目標を見失うと人は自分の意思で行動しなくなり、自分の意思で行動しないことは、幸福を遠ざけ不幸を招きます。

どこかの明確な場所に向かっている時は、街中でキャッチセールスに声をかけられても立ち止まることはありませんが、何の目的もなくフラフラ歩いている時は、キャッチセールスの声に足を止めてしまうかもしれません。

私がキャッチセールスをするならそういう人をピンポイントで狙うと思いますし、明確な目的や目標がなく「道を見失っている人」ほど、変な宗教にハマったりするものです。

成長と幸福のグラフ

成長と幸福のグラフ

上記のグラフは私が作ってたものではありません。(下記のブログから引用させていただきました)

「成長 幸福 グラフ」と検索してみても意外と出てこなかったのですが、下記のブログの方が似たようなことを書かれていました。

参照:幸せってなんだっけ?と考えて、恣意的な幸せ度グラフを作ってみたテスト

おそらく、実際は上記のグラフほど極端ではないと思いますが、成長と幸福の関係を考えると「なるほど」と思えてきます。

成長と幸福のグラフ その2

成長と幸福のグラフ

上記のグラフを参考にして私もグラフを作ってみました。細かい部分は違っているかもしれませんが気にしないでください。(オレンジが成長、青が幸福です)

先ほども言いましたが、恋愛、経済、仕事、勉強など、様々なことに当てはまると思います。


成長:当初は新しい発見、新しい体験ばかりなので、それを行うことで獲得できるものが多い。

幸福:成長するに伴い幸福度も高まっていく。ある程度のことができるようになると、できることが嬉しくて嬉しくてたまらない(幸福のピーク)


成長:一定のレベルまで成長すると新しい発見、新しい体験が少なくなり、いままで通りにそれを続けても獲得できるものが少なくなってくる。つまり、成長が鈍化する。

幸福:それを続けることで一応は成長しつづけることは可能だが、高い成長が期待できないと人は「幸福でない」と感じてしまう。飽きてくるし、資格の勉強のような、いつ止めても良いようなものは止めてしまう。恋愛だと破局してしまう。とにかく楽しくない。


成長:停滞期を乗り越えるというよりは、「やり方を変えたり」「新しい分野にチャレンジしたり」、過去の継続とは異なる何かを見つけた時に再び成長を加速させることができる。

例えば、成長が鈍化した企業が企業買収を通じて新しい分野を開拓したり、技術革新によるブレイクスルーで再び高い成長軌道を描くのと同じ。(ちなみに、この記事を書くにあたって参考になったプロゲーマーのウメハラさんは、だからこそ停滞期に入る前に意識的に変化していくことが必要だと語っています)

幸福:成長が加速するとまた幸福度も高まってくる。しかし、一番最初につけた幸福度のピークは超えることができない。古き良き時代のようなもので、最初に体験した興奮は超えることができないし、人間は過去の体験を美化する(粉飾する)ようにできている。この過去の成功体験は「糧」と呼ばれる。

過去の成功体験や、過去の幸せな体験である「糧」は何度も思い出したほうが良い。それが次の成長を見つけるまでの持続力になる。


成長:停滞期は再びやってくる。しかし(退化することがなければ)長期的に見れば右肩上がりに成長していることがわかる。自分が得たものは確実に増え蓄積されている。

幸福:停滞期に入ると再び幸福を感じにくくなる。しかし、最初に訪れた「幸福ではない状態」に比べるとマシ。なぜなら、再び活路を見いだせればブレイクスルーできることを知っているし、すでに得られているものが十分大きいから。


成長:再び活路を見出し成長を加速させる。

幸福:幸福度が1回目のピークを超えることはないが、幸福度が上昇すると幸せを感じることができる。

自分自身が他者の成長しようとする姿勢をみて成長してきた

自分が成長し続けようとする理由は、「自分自身が他者の成長しようとする姿勢をみて成長してきた」という過去があるからです。

ソフトバンク 孫正義という人物の本当の価値」という記事に書きましたが、私自身は誰かに「頑張れ」と言われるよりも、誰かが頑張っている姿を見る方が頑張る気になれます。

あの人が頑張っているから自分も頑張ろうと思える。

他者の成長意欲が自分にとっての大きな価値になっていると思えるからこそ、自分自身も「自分の成長が他者の価値に繋がると信じている」のです。

人の価値はその人が与えたもので測られる

これは「2014年に読んだ、大きな気付きを与えてくれた10冊の本」という記事で書いた内容ですが、2014年当時、私は「人間は何によってその価値を測るべきなのだろうか?」ということについて真剣に考えていました。

人の価値は何で決まるのか?価値のある人とはどういう人なのか?

すぐ思いつきそうな答えとしては、「お金を持っている人が偉い」「地位や名誉があって社会的な権力を持つ人が偉い」「(暴力的な意味での)力のある人が偉い」「(動物的な意味での)多くの異性とセックスした人が偉い」などがあると思います。

どれもピンとこなかったのですが、私自身は結局、自分の中でこの答えを導き出すことができませんでした。

しかし、ネットで検索し続けた結果たどり着いたのが「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」という言葉。

これは、アルバート・アインシュタインの言葉です。

この言葉は私の中でとてもしっくりきました。

では、「何を与えることが一番良いのか、私自身に与えられるものとは一体何なのか」。

特別秀でた何かを持っているわけではない私が与えられるもの、それが「自分自身が他者の成長しようとする姿勢をみて成長してきた」のと同じように、自分自身の成長をもって他者に影響を与えるということです。

たとえ小さくても、自分が成長し結果を残して行くことが何よりの説得力を生むということは、私自身が他者の成長、他者が残してきた結果から最も感じていることです。

焦らず小さく変化を続けていく

前述しましたが、成長していくほど成長率は鈍化していきます。そして、成長鈍化の末に成長することをやめた一部の人は「転落」を経験することになります。

(プロゲーマーのウメハラさんの言葉を借りますが)成長が鈍化する中でさらなる成長を続けるためには、自分で意識的に変化していくことが必要になります。

とはいえ、変化を焦るとM&Aを繰り返して失敗する企業のようになってしまうのも事実。

たとえ小さくても意識的に変化し続けること、焦ることなく小さく変化しつづけていれば、人はどこまでも成長し続けることができるし、不幸になることもありません。そして、社会にも価値を提供し続けることができます。

自分が正しいと思う努力を続けていれば廃業することはない

これは私の友人の言葉ですが、私の中でとても大切な言葉として心に留めています。

成長意欲を捨てない限り、私の事業も人生も廃業することは決してない、そう信じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました

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