質問の意図を考えた上で回答するとコミュニケーションは凄まじく捗る話
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世の中にはやっぱり「頭のいい人」というのがおりまして、そういう人と会話をすることによってこそ、知性は磨かれるものだと感じます。
私は決して頭がいい方ではないので、この点についてダメダメです。
頭の良い人と会話をすると気づきが多いです。私もそういう人になりたいものです。
質問の意図を考えて答えているか?
この前、話していて感じたことは「質問の意図を考えた上で答えることの大切さ」です。コミュニケーションに関することは、人に注意されるとすぐに気づくのですが、注意してくれる人もいないので、自分で「はっ!」と気づくのって大変です。
人と会話をする時に、質問に対して回答するケースは多々あります。もちろん、会話においては正解・不正解の2択だけが答えではないことの方が多いのですが、その時に、
- 正しい答え
- 間違った答え
の2つしか存在しないと思っていませんか?
私が最近感じたのは、「正しい答えを言っているのに、それが正しくないケースがある」ということです。
セールはいつやってるの?
一つ、わかりやすい例をあげます。
例えばこんな会話。
Aくん「Bくんってオシャレだよね。」
Bくん「マジですか!ありがとう!」
Aくん「いつもどこで服買ってるの?」
Bくん「ZARAで服買ってます。ZARA好きなんですよ、安いですし。」
Aくん「俺もZARA好き。でもいま金欠なのよ。セールとかっていつやってるのかな?」
Bくん「セールのことはちゃんとチェックしてますよ!OPAが8月3日からで、阪急メンズ館が15日からで伊勢丹は20日からでしたね。今年はユニクロのセールが特に気合入ってて…」
Aくんの「セールとかっていつやってるのかな?」という質問に対して、Bくんはかなり詳細に、親切に答えています。しかし、もしA君が聞きたかったことが「夏のセール」のことではなくて、「ZARAのセールっていつやってるのかな?」だとしたら、B君の答えは的外れになってしまいます。
A君は結局、B君の長い回答を聞きながら「聞きたかったことが聞けなかった。。。」となります。この場合、Aくんがどのセールについて聞きたかったか100%当てることはできませんが、ZARAの話で盛り上がっていただけに、「ZARAのセールっていつやってるのかな?」の方がAくんが聞きたかったことのように思います。
共に配慮しあうことで
- Aくん「ZARAのセールっていつやってる?」と聞けばよかった
- Bくん「それはZARAのセールのこと?」と聞き返せばよかった
お互いのコミュニケーションははかどります。
もうひとつ。
Aさん「私は向井理がタイプなんですよね。スタイルが良くて、涼しい顔をしているのがいいんですよ。Bさんはどんな人がタイプなんですか?」
Bさん「優しくてマメにメールをくれて、旅行好きな人ですね」
Aさんの「どんな人がタイプ?」という質問に対して、Bさんは正しい回答をしています。しかし、Aさんの話を聞く限り、
- 向井理がタイプ(具体的なタレント名)
- スタイルがいい人(外見)
- 涼しい顔をしている人(外見)
という内容から、Aさんは「できれば具体的なタレント名を添えて、好みの外見のタイプ」を聞きたかったという意図が読み取れます。それに対してBさんは、内面のタイプしか答えていません。
BさんはAさんの質問の意図を汲み取れなかったために、Aさんは聞きたかった答えを聞き出すことができませんでした。この場合も同様に、Aさんが「Bさんの外見とかタレントのタイプは?」と具体的な質問をしていれば、Bさんは的確な答えを出せたはずです。
相手に配慮した質問と回答ができるようになりたい
的確な質問と、的確な回答ができる人同士が会話すると、ムダがないので話が早いです。また、的確な質問と回答から生まれた「オチ」は、これまでの会話が一本の線で繋がっているところに着地します。
逆に、相手の意図に配慮しない質問と回答を繰り返すと、話が長くなるばかりか、着地点があいまいとなり、「聞きたいことが聞けなかった」「答えたいことや(言いたいこと)が答えられなかった」という会話になってしまいます。
いずれにしても、ちゃんと相手の考えを意識しながら会話するって大切だなぁと思いました。まだ気づいただけで実践できていないのですが、今後の私の課題の一つになりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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