【初心者向け】これから株を始めようと思っている人の為の証券口座のイロハ
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アベノミクスに加えて東京オリンピックも決定し、世間の投資熱も上がってきました。
僕が株を始めた当時は、周りに株をやっている人は全然いなくて、自分で勝手にやり始めたのですが、それに続こうとする友人すらいない状況でした。
しかし、最近周りでも徐々に「株をやろうかな」という声が増え、「株ってどうやってはじめるの?」と聞かれることも多くなりました。
そこで、初心者向けの話にはなりますが、これから株をはじめようと思っている人が知っておきたい、証券口座開設の基本について書きたいと思います。
株を始めるには証券会社に口座を開く
株式の売買は、証券会社を通じておこないます。
つまり、まず最初に銀行に口座を開く感覚で、証券口座を開設する必要があります。
証券会社は、口座開設費・維持費は無料です。
口座開設が完了したら、銀行口座と同様にお金を入金して、取引をはじめます。
まだ投資するお金が貯まっていない「軍資金0円」の状態でも、口座開設はできます。
銀行でも証券仲介業務をやっていますが、手数料が高いのでやめたほうが無難です。
また、証券会社といえば大手の「野村證券」や「大和証券」を思い浮かべる人もいると思いますが、最近はネット証券が主流です。
取引手数料も、野村や大和よりネット証券の方が圧倒的に安いので、初心者の方は特にネット証券からスタートするのがおすすめです。
ネット証券なら、自宅から口座開設申込みをおこなえば、数日で証券口座が開けます。
個人的におすすめしたい証券会社
主要なネット証券は約7社あります。
個人的な主観をザックリと述べるとこんな感じです。
■SBI証券 – 国内最大手、手数料も安い
■楽天証券 – 大手。SBIと同じく手数料は安め
■マネックス証券 – 大手だが、手数料がかなり高い
■松井証券 – 大手だが、手数料は高め
■GMOクリック証券 – SBI証券よりも手数料が安い、FX口座が人気
■カブドットコム証券 – 三菱UFJ系、手数料が高い
■岡三オンライン証券 – 手数料安い、一時は勢いがあったけど、最近は勢いに欠ける
個人的に、SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券の3社が手数料が安くおすすめです。
この中で一番手数料が安いのはGMOクリック証券なのですが、GMOは投資情報や初心者向けコンテンツが少ないので、これから初めて株をやる人はSBIか楽天を選ぶのがベターです。
SBI証券と楽天証券なら、投資情報やセミナーも充実しています。
また、投資信託などの金融商品もひと通り揃っているので、最初に株を始めるためには十分な環境が手に入ると思います。
SBI証券の方が手数料が安く情報も充実していますが、楽天証券は口座開設すると楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーンをやっていたりします。
どちらも優良な証券会社なので、自分の好みで選ぶと良いと思います。
特定口座と一般口座
証券口座をはじめるにあたって一番最初につまづくのが、口座の種類です。
証券口座には、大きく分けて2つ、合わせて3つの口座が存在します。
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
特定口座とは、誰でも簡単に確定申告ができるように設けられた特殊な口座です。
証券口座で発生した取引損益を、証券会社が勝手に計算し、「年間取引報告書」を作成してくれます。
特定口座(源泉徴収あり)は、株で利益が出た時に、証券会社がその都度自動的に税金を徴収・還付し、私たちに変わって納税してくれるので、原則として確定申告は必要ありません。
主婦の方やサラリーマンの方など、一般的には確定申告とは無縁の人がほとんどでしょうから、特定口座(源泉徴収あり)を選ぶメリットは大きいです。
利益が100万あろうが200万あろうが、他に収入がいくらあろうが関係なく、株の取引に関する確定申告は一切必要ありません。
特定口座(源泉徴収なし)は、証券会社が「年間取引報告書」を作成してくれるものの、確定申告と税金の納付は自分でおこなう必要があります。
特定口座(源泉徴収なし)を選ぶメリットはほとんどありませんが、利益が出た時にその都度税金を徴収されることがないので、納付のタイミングまで資金をフルに使うことができ、特定口座(源泉徴収あり)に比べて資金効率は高いです。(ややプロ向けって感じです)
対して、一般口座では証券会社は何もしてくれません。
自分で売買履歴を見ながら年間の損益を計算し、自分で確定申告をする必要があります。
法人は特定口座が選べないので、自動的に一般口座を選択することになりますが、個人で株をやる場合に、一般口座を選択するメリットはありません。
まとめると、ほとんどの人は「特定口座(源泉徴収あり)」を選択していますし、確定申告のいらない特定口座(源泉徴収あり)が一番メリットが大きいと思うので、特殊な事情がない限りは、特定口座(源泉徴収あり)を選択しておけば間違いありません。
NISA口座について
最近、NISA(ニーサ)という言葉をよく聞きます。
NISAは「少額投資非課税制度」と言って、2014年からスタートする証券投資の優遇措置制度です。
詳細については割愛しますが、「年間100万円までなら利益が出ても非課税になる」特殊な口座です。
景気刺激策の一環で作られた特殊な口座なので、先ほど紹介した「特定口座や一般口座」とはまったく別のものとなります。
特定口座 or 一般口座 + NISA口座という感じで、一つの証券会社に最大で2つの口座を持てるということです。
現在、証券会社はNISA口座の顧客獲得に必死なので、証券会社を開くと「NISAも一緒に開きませんか?」といった案内がたくさん届きます。
しかし、顧客獲得争いの中で、手数料の引き下げや優遇サービス提供の真っ最中なので、焦って口座開設せずに、2014年のNISAがスタートするまでじっくり検討しましょう。(ちなみに僕はすでにSBIでNISA口座作りましたが…)
ということで
今回のお話をまとめると、
- まずは証券会社に口座開設、ネット証券がおすすめ
- 最初は楽天証券かSBI証券からはじめるのがおすすめ
- 特定口座源泉徴収ありを選ぶべし
- NISA口座の開設はもう少し待とう
証券口座の開設などについてわからないことがあれば、ブログコメントかTwitterなどでお気軽にコメントください。
今回おすすめした証券会社の口座開設はこちらからどうぞ。(ちなみに僕は全部使ってます)
最後まで読んでいただきありがとうございました
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