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恐ろしすぎるビジネスモデル!リブセンスの業績が伸び続ける理由

※記事内に広告を含む場合があります

リブセンス

アルバイト情報サイト「ジョブセンス」などを運営する企業「リブセンス」。
大学時代に起業した社長が最年少で上場した会社ということで話題となっている企業でもあります。

リブセンスの特徴は、「求人広告を無料で出稿でき、採用が決まった時点で料金が発生する成果報酬型」であることです。そして、採用された側には「お祝い金」がもらえるユニークな仕組みです。

リブセンスのビジネスモデル

リブセンスは、SEO(検索結果の上位に自分のサイトを表示させる技術)が強いことで有名です。

東京 アルバイト」と検索すると、検索の上位にジョブセンスのページが表示され、
不動産の物件名」で検索すると、同じく上位にリブセンスが運営する「door賃貸」のサイトが表示されることが多いです。

検索結果の上位に表示されることで、当然求職者の目につきやすく、アクセス数も増えるわけです。

「成果報酬型」、「お祝い金」によって、求人を募集する人、採用する人の双方にメリットがあるリブセンスのビジネスモデルですが、個人的にすごいと感じているもう一つのポイントがあります。

みんな最後はリブセンスから応募する

もしあなたが、アルバイト雑誌のフロム・エーや、ネット求人サイトのWeb anなどで、「株式会社クートン」という会社の求人に興味を持ったら、まずどうしますか?

私なら「クートンって名前も聞いたことない、どこだよこの会社w」とか「怪しい会社じゃないのかな・・・」と思うはずです。

そこで私が求人に応募する前に、最初に取る行動は「株式会社クートン」とネットで社名を検索するはずです。

ネットで「株式会社クートン」を検索すると、上位に表示されるのがこれ。

株式会社クートンの転職/求人情報 【最大10万円の転職祝い金】

ジョブセンスは成果報酬型であるため、採用が決まるまで広告費は一切発生しません。
0円なら出稿してもいいか」と考える中小企業は多いはず。
場合によってはホームページを持たない中小企業も、ジョブセンスに求人広告を出稿していると思います。

中小企業の多くは、一般に名前を知られていません。
だからこそ、求職者は応募する前にまず、その社名で検索をかけます。

そこで、「上位表示」+「最大10万円のお祝い金」とくれば、それはもうまさに入れ食い状態となるわけです。

そうなれば当然、フロム・エーやWeb anで「株式会社クートン」が求人募集していることを知った求職者も、みんな最後はリブセンスから応募することになるのです。

広告主はコンテンツ作成の手助けをしている

そしてもう一つ。
ジョブセンスでは掲載が終了した求人広告も、原則として削除できません。
(どうしても削除したい場合はサポート経由で個別対応で削除してもらうことになる)

これもリブセンスのビジネスを支える重要なポイントだと思います。

終了した求人広告には「この求人は募集が終了しています」と表示されるだけで、実際の求人広告はずっと残ったままになります。

つまり、求人広告が増えれば増えるほど、自動的にコンテンツ(ページ数)が増殖していく仕組みとなっています。

コンテンツが増えれば、ジョブセンスのサイト評価も高まることに繋がり、結果的に検索結果の上位表示を維持することができます。

まとめ

このように、リブセンスの「成果報酬」、「お祝い金」、そして「SEO」の組み合わせによって「より良くなっていく仕組み」が構築されています。

①「無料ならいいか…」で広告主から求人広告を獲得

②コンテンツが増えることで検索結果の上位に表示される
(原則、一度作成された広告ページは削除されずに残る)

③中小企業の名前で検索した求職者は最終的にジョブセンス経由で応募
(応募の前に企業名で検索する人は多い、検索結果の「最大10万円」の文字が目に入るので、他社で求人の存在を知っても、最終的にはジョブセンスから応募することになる)

④広告主、求職者、リブセンスの3者にとって良い結果となり、リブセンスの認知度も向上する

⑤以下ループ

いやぁすごい。。
ちなみに、クートンが求人募集をした時は、同時にいくつかの媒体に募集をかけましたが、ジョブセンス経由の申し込みが圧倒的に多かったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました

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