不可能を可能に!イノベーションはビジョンがあって初めて実現すると思った話
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最近、イノベーションとは、強烈なビジョン(というよりも問題を見つけることと、強烈な問題解決意識)があってはじめて起こるものなのかなあと感じています。
良い製品や良いサービスを作り続けていて、その延長線上に革命的なものが生まれる可能性は、もしかすると低いのではないかと思いました。
「良い商品の延長線上にイノベーションがある」。
日本の大企業の多くはこのような考え方を持っているように感じます。
結果的に「これ誰も必要としてないだろw」みたいな取って付けたような機能をもった製品が登場しては、話題にもならずに消えて行くことが多いのではないかと。
逆に、海外の企業やスタートアップベンチャーは、まず問題があって、その問題を解決するために製品やサービスの設計を考えているように思います。
そしてこの考え方こそが、イノベーションを生み出す最短ルートではないかと思うのです。
できないではなく、どうすれば実現できるか?を考える
「問題を見つけ、その問題を解決するにはどうすればよいかを考える。」
この考え方をしてみると、常識や既成概念といった「枠」を容易に飛び越えられることに気づきます。「◯◯とはこうあるべき」といった常識が目の前に立ちはだからないんですよね。
で、大体の場合は
「◯◯の問題を解決するにはどうすればいいか?」 → 結論「できない」
という結果になってしまうのがオチなのですが、「どうすれば実現できるのか?」、「もし実現すればどうなるだろう」を考えることで、「非常識で現実的ではないけど問題を解決できる方法」を思いつくわけです。
で、結局のところ、この「非常識で現実的ではないけど問題を解決できる方法」こそが、世間一般でイノベーションと呼ばれているものの正体なのではないかと。
例えばこんなサービス
AmazonやGoogleは上記のことを率先している企業です。
私も、彼らのやっていることを見て、今日の記事のような考えを持つようになりました。
Googleストリートビュー
参照:Gigazine
Googleマップの機能である「Googleストリートビュー」は、現実の街や道路を、擬似的に歩ける革命的なサービスです。
実際にその場所に行かなくても、どんなビルがあるのか、どんなお店が並んでいるのかわかります。最近では、実際にお店の中まで見ることができるような機能も追加されています。
Googleストリートビューがどうやって実現されたかというと、「カメラ付きのGoogleマークの自動車が世界中を走り回って」完成したものなんです。
Googleのようなテクノロジーの会社が「自動車で世界中を走り回る」というアナログな手法をとったことに、私は大変驚きました。
「まずビジョンありき、その問題を解決するためなら何でもやる」
という考え方がなければ、自動車で世界中を走り回るといった突拍子もないことは考えつくこともなく、またGoogleストリートビューが実現されることもなかったと思います。
Amazon Prime Air
Amazonも同じです。
「すべての人に当日中に商品を届けるには?」
という問題があったとして、すべての人に当日中に商品を届けるなんて、常識的に考えて無理な話です。
しかし彼らは、「非常識で現実的ではないけど問題を解決できる方法」を考えた結果、「ロボットヘリコプターで商品を届ける」ことを試験的にやっています。
また、最近では購入履歴に基いて「私が商品を買う前にその商品を私の近所のAmazon倉庫に動かしておく」こともやろうとしているようです。
この方法なら、海外の商品ですら当日に届けられるという常識では到底考えられないことも、実現することが可能です。
これらはすべて、「不可能はない」、「できないと言わない」によってこそ実現できるものだと、私は思います。
不可能を可能にする唯一の方法
「目標達成率を70%上げるための逆算思考法」にも書きましたが、まず最初にビジョンとなる完成形を設定し、そこから現実世界に落としこんでいくことが、不可能を可能にする唯一の方法だと私は思っています。
まず、「できない、不可能」と言うのをやめて、ジョーク混じりにでも「非常識で現実的ではないけど問題を解決できる方法」を考えてみると、イノベーションは起こせるのではないでしょうか。
イノベーションというと大きなことのように思ってしまいがちですが、自分自身に関係する小さなことでも、自分や周りが絶対にできないと思うようなことを実現できれば、それは立派なイノベーションだと私は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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