【速読術】ビジネス書を短時間で読むための読書術
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ビジネス書や自己啓発本が好きなビジネスマンは多いです。
しかし、ビジネスマンには時間がないのも事実。
「本を読む暇なんてないっ!」
そう考えている方にとって役に立つかもしれない、私なりのビジネス書や自己啓発本の読み方をご紹介します。
今回紹介する読み方は、主にビジネス書や自己啓発本、実用書には効果的ですが、小説には向きません。
また、今回紹介するのは速読術の中でも、才能や鍛錬が必要な、いわゆる「フォトリーディング」的なものではありません。
誰でも簡単に実践できる『効率的な本の読み方』です。
ビジネス書の構成を知っておく
まず最初に、ビジネス書や自己啓発本のおおまかな構成を考えてみます。
1.もくじ
2.筆者の生い立ち
3.伝えたいこと その1
4.伝えたいことを元にした事例を3つ4つ
5.その節のまとめ
6.伝えたいこと その2。そして4.~6.を繰り返し
7.本の締めくくり
多少の違いはあっても、大体どの本もこんな感じで書かれています。
というより、むしろこの構成になっていないビジネス書・自己啓発本は読みにくいダメな本と言ってもいいぐらいかもしれません。
この構成の中から、特に必要性を感じない部分はサラっと目を通すだけでどんどん読み飛ばします。
参考例として、『たった1分で3億円を稼ぐ方法(笑)』という自己啓発本を例にしてみます。
1.もくじ
もくじには、各節目の「見出し」が書かれています。
新聞の見出しもそうですが、たった1行の見出しにはその部分で何が言いたいのかが集約されています。
つまり、もくじは筆者が伝えたい内容の宝庫と言えます。
しっかり目を通しておくことが大切です。
2.筆者の生い立ち(私は生まれが貧乏で、なぜ3億円を稼げたのか~ など)
特に、成功談系の本は、なぜ成功したのか?という実の部分よりも、筆者の生い立ちに多くのページ数を割いています。
あなたがその筆者のファンなら生い立ちから読む必要はあると思いますが、そうでない場合は本を書いた人の生い立ちは、どうでもよい内容と言えます。(あくまで個人的には)
3.伝えたいこと その1(3億円を稼ぐための具体的な方法 など)
具体的なノウハウやエッセンスが書かれているのでしっかり読む。
けど、たいしたことのない内容だと感じたら当然スルーです。
4.伝えたいことを元にした事例を3つ4つ(筆者の経験や稼ぐための事例を3つ4つ紹介)
3.で内容が把握できたのであれば、それに基づいた事例は特に読む必要性を感じません。
内容がよくわからない場合にのみ、1つか2つ事例を読むといいと思います。
中には3つや4つ、5つや6つも同じような事例が書かれているケースもあるので、ここは真っ先に読み飛ばせる部分です。
5.その節のまとめ
ビジネス書は、節目ごとにポイントがまとめられていることが多いです。
5~6割程度の理解度のまま読み進め、節目に記載された「まとめポイント」を読んで、理解度をより確実なものにします。
6.伝えたいこと その2。そして4.~6.を繰り返し
以下、伝えたいことその2、その3と同じ形式で話が進みます。
上記の読み方と同じように、読み飛ばせる部分はさらっと目を通すだけにしてさっさと次のページをめくります。
7.本の締めくくり
最後に総まとめとして本の締めくくりが書かれているケースが多いです。
(あとがきではありません)
しかし、私の経験則からすると、本の締めくくり部分にはあまりいいことが書かれていないことが多いです。(なんか、ページ数稼ぎとかしてるのかな?と感じることも多いぐらいです…)
なので、最後の締めくくりの部分も、ざっくり内容を見て、たいしたことが書かれていなければ読み飛ばします。
速読術も捨てることから始まる
ざっくりと読んで、大まかな内容を把握して不必要っぽい所はどんどん読み飛ばします。
その中で、気になる一説が目に止まれば、少し読んでみる程度で構いません。
「この部分は筆者の生い立ちを書いてるので読み飛ばし」
「このあたりは参考事例を3つも4つも引き合いに出しているだけなので読み飛ばし」
「ここは筆者が最終的に伝えたい答えに至るまでの過程や経緯を回りくどく説明してるだけなので読み飛ばし」
こんな感じで読み進めていくと、短時間で美味しい部分だけを得られるムダのない読み方ができると思います。
1冊の本で伝えたいことは限られている
1冊の本で伝えたい事は、実は結構限られています。
ブログの記事でも同じですが、伝えたい事は2、3個しかなくても、それをより深く伝えるために詳しい説明をしたり、たくさんの事例を交えたりするのです。
これは、「1を聞いて10を知る人」がいる一方で、「10を聞かないと10を理解できない人」も存在するので、大衆向けに作られた本では仕方のないことだと言えます。
詳しい説明をはぶいて専門用語を使いまくった本は、一部の人しか理解できませんしね。
しかし、ビジネス書を読む上でで重要なことは
- 筆者が何を伝えたかったのかを知る
- 筆者が伝えようとしたノウハウやエッセンスを取り込む
- 自分がこれまで知らなかった知識を身につける
この3つに尽きます。
筆者が何が言いたいのか既にわかっているのに、同じような事例をいくつも読む必要はあまりないと言えそうです。
つまり、自分の得意分野に関する内容の本を読むのならわざわざ「10を聞かないと10を理解できない人」のペースに合わせて本を読み進める必要がないということです。
さらに邪道な方法
これに加えてさらに補足が必要な場合は、必要に応じて「Amazonのレビュー」や「ソーシャルリーデイングサイトのブクペ」を読むことで内容を補強します。
本に書かれている内容の理解度が70%~80%に達したらもう十分でしょう。
1文字1文字ていねいに読むよりも、何倍もの速度で本に書かれている知識を吸収できます。
私は今回の方法を実践していて、皆さんにもおすすめしますが、ハッキリ言って「とてつもなく邪道な方法である」ことは間違いないです。
本に対する冒涜とか言われちゃうかもしれませんが、まあこういう間違った読み方をしている奴もいるんだな。程度に思って甘く見てやってください(^_^;)
ダメな本は途中で閉じてしまおう
ビジネス向けの自己啓発本は、書籍ジャンルの中でも人気の部類に入ると思います。
それだけに、日々たくさんの良書と、それと同じぐらいのダメ本が店頭に並びます。
読む価値のないダメ本を買ってしまった場合は、「ハズレ」だと思った時点で読むのをやめることをお勧めします。
「1,680円もしたから最後まで読まないと…」という考えは捨てて、次の良書探しに出かける方が効率的です。
私の場合、「これは今の自分にとって内容を理解するのは難しい」と感じた本も途中で閉じちゃいます。(そういう本って5分で眠くなりますし)
自分の理解レベルが本の内容に達していないのに、無理して理解しようとしても時間の無駄だと割り切ってしまうグータラ作戦です(^ω^)
この読み方は小説には向かない
なお、この読み方は小説には向きません。
なぜなら、小説はすべてに目を通して初めて内容が理解でき、楽しめるものだからです。
小説の読み飛ばしは、「映画の途中にトイレに行って、帰ってきたら内容がわからない。」とか「シリーズ物の映画の1と2を見ないで3だけ見ても内容や人物背景がわからない」というのと同じですよね。
速読におすすめの本やサイトを紹介
今回紹介した読み方は、以下の書籍やサイトを参考にしました。
みんな、およそ一貫して読み方が似ていることがわかります。
参考になった書籍
参考になったブログ
「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722)) | |
立花 隆
講談社 1984-03-19 |
最後まで読んでいただきありがとうございました
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