会社作って最初に受けた電話が詐欺まがいな取材商法だった件
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私は今年の1月5日に会社を設立しました。
それまで2年間は個人事業をやっていたのですが、実はずっと携帯電話一本でやってたという…(汗)
法人を作るとさすがに携帯一本では信用に欠けますし、銀行口座やクレジットカードのような審査が必要なサービスにおいて、携帯電話での登録は極めて不利だと知ったので、会社設立と同時に固定電話を導入しました。
しかし、昔からの取引先は携帯に直接電話をかけてくるので、せっかく導入した固定電話はまったく鳴らず、放置状態に…
初めて鳴った電話は取材依頼だった!が…
固定電話の存在すら忘れかけていた頃、いきなり電話のベルが鳴りました。
「そういえば固定電話を導入したの忘れてたw」とか思いながら受話器を取ると
『経営雑誌を発行している◯◯ですが、社長に取材をしたいと思いまして~』
と出版社からの取材の問い合わせでした。
いきなりの取材依頼に冷静さを装いつつも、興奮しながらとりあえず話を聞くことに。
話の内容はこんな感じでした。
- 経営雑誌で、毎月いろいろな社長にインタビューしている
- 会社に来て30分ほど取材をしたい
- タレントが取材に来る(私も名前を知っている結構有名なタレント)
- 全国の書店で売られている雑誌で、日経などにも載っている
ちなみに、そのタレントのブログでは「◯◯が社長にインタビュー!」みたいな感じでバナーを貼って宣伝していました。
話の流れから、おそらく媒体規模は小さいんだろうと思ったことや、現時点で取材とか受けても自分にとってメリットは薄いと思ったので、私は普通に「取材はお断りしています」と言って断りました。
すると、いきなり無言になって電話ガチャ切り…
おかしいなと思って調べてみると。。。
取材商法という詐欺まがいで有名な出版社だった
ネットで調べると、とにかく酷評の嵐www
『取材商法』というやり方でいろいろな会社に電話しまくってるみたいです。
とくに設立したばかりの会社をターゲットにしているようです。
実際にタレントが取材に来てインタビューをして、雑誌に掲載されるので、詐欺ではありません。
まっとうな取材であり、まっとうな雑誌です。
しかし、インタビュアーにタレントを使うことから、肖像権の問題等の名目で、取材料として5万円~20万円が必要になると。
で、雑誌の流通量はごくわずかと。。。
決して「詐欺」ではないけど、「詐欺まがい」です。
実際にメリットがあると思えば取材に応じるのも正解だと思いますし、インタビュアーとして雇われているタレント側も、ある程度そういった取材商法だと知った上で仕事を引き受けているんだと思います。
ネットで調べていると、「タレントの◯◯さんが取材に来てくださいました~」とブログで書いている経営者さんもいるようなので、広告媒体としてタレントを数万円で雇うと割り切って、ブログやTwitterを通じて有名人とのつながりをアピールし、いわゆる「ハロー効果」を狙うのであれば、その話に乗って取材商法を受けることに価値を見いだすこともできるんじゃないかと思います。
私の営業しているアパレルショップに
- 有名タレントの◯◯さんがインタビューに来てくれました!
- しかも全国で売っている雑誌にインタビューが掲載されました!
ってブログやTwitterや店頭チラシで宣伝しまくれば、一定の信頼は得られるでしょうから。
まとめ
と、最終的には他のブログと違ってその出版社を擁護するような内容になってしまいました。。。
固定電話を導入して初めて受けた営業電話が取材商法だったなんて、運がいいのか悪いのかわかりませんが、いい勉強になりました。
ということで、これから会社を作る予定の社長さん、作ったばかりの社長さんは、こちらから金銭を支払ってまで取材を受けるべきかどうか考えましょう。
ブログでこのことをさらして、そういった出版社から名誉毀損で削除要請の文書が届いたという話もあったので、具体的な出版社名は伏せておきます。
(自分の場合は擁護したから、むしろ感謝されるべきなのかもしれないけど(^_^;) )
おまけ
電話で、営業の方が「ネットで◯◯◯◯と検索していただければヒットします。」
といってしきりにアピールしていました。
「◯◯◯◯」に入るのは、「社名や雑誌名」かとおもいきや「キャッチフレーズ」だったんです。
消費者にアプローチするためのマーケティングならまだ話はわかるけど、なんでわざわざ営業の申し込みなのに「キャッチフレーズ」で検索させるんだ?って思いますよね?
その理由は簡単。
「社名や雑誌名」で検索すると、1番目はその雑誌の公式サイト、2番目以降はすべてその会社の取材商法について書かれたブログだったからですw
最後まで読んでいただきありがとうございました
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