Lifeclip

川原裕也(@yuya_q)のブログ

2013年04月10日

【起業の話】カンブリア宮殿 孫泰蔵まとめ

起業

2013年4月4日に放送された、テレビ東京のカンブリア宮殿「日本にシリコンバレーを!日本発のアイデアで挑む」が結構おもしろかったので、感想などを交えながら内容をまとめます。

今回のゲストはモビーダ ジャパンの「孫泰蔵」さん。
モビーダ ジャパンは、スタートアップやベンチャー企業の起業支援をしている会社です。

今回はモビーダ ジャパンの孫泰蔵としてゲスト出演していましたが、孫泰蔵さんはモバイルアプリの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を制作開発した、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの会長を務めている方です。

また、ソフトバンク社長の孫正義の弟としても有名です。

孫正義からのアドバイス

兄・孫正義からアドバイスをもらったことはあるのか?という質問に対して

死ぬほど苦しめ
20代のうちにあらゆる苦労、失敗を全部しておけ

とのアドバイスをもらったと回答。
当時からすでに孫正義氏は忙しかったらしく、具体的なアドバイスはなかったようです。
(死ぬほど苦しめってアドバイスなのか・・・とツッコまれていました。。)

学生時代に起業

孫泰蔵氏は、大学生時代に起業しています。
当時バンド活動に熱中していて、特にやりたいこともなく、就職活動もしていなかったそうです。

ある日、兄の孫正義から「Yahoo!って知ってるか?」と聞かれ、アメリカでは自分と同世代の学生が起業して世界を目指していることを知ります。

そして、Yahoo!の創業者ジェリー・ヤン氏に会い、起業を決意。
起業した会社でYahoo!の日本語版サイト(現在のYahoo!JAPANかな?)を作りました。

弟・孫泰蔵と兄・孫正義の年齢差は15歳なので、泰蔵氏が大学生だった時、すでに孫正義は起業家として米Yahoo!などと繋がっていたんですね。

シリコンバレーの話

アップルやグーグル、インテルなどの世界的企業を生み出し続けている、起業家の聖地「シリコンバレー」。

そこには「シリコンバレー発祥の地」と呼ばれる場所があります。
それは、パソコンメーカーで有名なヒューレット・パッカード(通称 HP)の創業の地。
今から75年前の1938年に誕生しました。

今では世界的な大企業となったシリコンバレー発のHP社、創業は大きな家ではなく、小さなガレージからのスタート。

以前このブログでも紹介しましたが、HP社の創業物語は面白く、起業ってこんな感じでいいのか~と思わせてくれるエピソードがあります。

「すばらしいアイデア」 の神話
1937年8月23日、大学を卒業したばかりで、まともなビジネスの経験もない20代前半の二人のエンジニアが、新しい会社をつくろうと話し合った。
しかし、その会社で何をつくるのか、はっきりとしたアイデアはなかった。
わかっていたのは、広い意味での電子工学の分野で、二人で会社をはじめたいということだけだった。
最初につくる製品と市場の可能性について、幅広く意見を出し合いはしたが、この新興の会社には、二人を設立に駆り立てるような「すばらしいアイデア」はなかった。

ビル・ヒューレットとデーブ・パッカードは、最初に会社をはじめることを決め、そのあとで、何をつくるかを考えた。
二人は、まず一歩を踏み出して、ガレージから抜け出し、電気料金を払えるようになりそうなことを、手当たりしだいやってみた。ビル・ヒューレットはこう述懐している。

たまに、ビジネス・スクールで講演する機会があるが、会社をはじめたときに、なんの計画もなく、臨機応変になんでもやったというと、経営学の教授はあぜんとする。
わたしたちは、カネになりそうなことは、なんでもやってみた。
ポーリングのファウルライン表示器、望遠鏡のクロック・ドライブ、便器に自動的に水を流す装置、減量のためのショック装置などだ。
たった約五百ドルの資本金しかなかったから、だれかが自分たちにできそうだと考えたものは、なんでもやってみた。

ポーリングのファウルライン表示器は市場に革命を起こさなかった。自動水洗装置も減量用のショック装置も、ものにならなかった。
事業が軌道に乗ったのは、一年近くたって、ようやく初の大口契約を獲得してからだった。ディズニーの映画『ファンタジア』向けの音響用オシロスコープ八台である。

このあとですら、ヒューレット・パッカード(HP)の路線は定まらず、さまざまな製品を次から次へと手がけた。
そして、1940年代初め、軍の契約を起爆剤に、大きく飛躍する。

書籍:ビジョナリー・カンパニーより

■こちらの記事もどうぞ
社長歴3日の私が「起業してみたい人」に送るアドバイス

シリコンバレーの起業家たち

シーンが変わって、現在のシリコンバレーの起業家たちの話。

そこで起業した人々はこう語ります。

シリコンバレーには夢がある
失敗はOKという文化がある

こういう話を聞いていて、昔の「ゴールドラッシュ」の時代に似ているなぁと思いました。
一攫千金を夢見ていろいろな人が集まるからこそ、シリコンバレーからは世界的な企業が排出されていくのだと思います。

シリコンバレーでは毎年平均

  • 17,000社が起業し、
  • 13,000社が廃業している

多産多死の環境だそうです。

投資家も多い

起業家が集まるシリコンバレーには、投資家(ベンチャーキャピタルなど)も多いです。

番組内で取り上げられていたのは「500スタートアップス」という投資会社。
起業したばかりの会社に数百万円を投資し、オフィスを無料で解放したり、法律・会計など200人以上の専門家に無料で相談できる環境を提供し、起業家を支援する。

2年間で400社以上に投資しています。

こういった、起業したての企業に少額投資を行うモデルは、Yコンビネータという会社が有名で、これからもっと増えてくるかもしれません。

大企業とベンチャーはまったく別物

続いてQ&Aコーナー。
印象に残ったのは、「4月から就職して社会人になる、将来は起業したい」という若い女性の質問。

多くの人に聞いたら3年は仕事を続けた方がいいと言われた。
という話に対して、孫泰蔵氏の回答は。

大企業や長く続いている起業に就職することで得られる経験や知識と、起業して必要になる知識や経験はぜんぜん違うので、参考にならない。

大企業に就職しても、仕事の進め方を学んではいけない。
大企業のやり方とベンチャーのやり方はぜんぜん違う。
大企業のやり方でやっちゃいけない。

それから、仕事を続けるのは5年を超えちゃいけない。
いつ起業する、といった具合に時間を区切って、それ以上はその会社にいないと自分で決めて起業すること。

これには私もまったく同意で、わたしが尊敬している夏野剛さんも同じことを言っています。
夏野さんは「石の上にも3年じゃなくて、これからは石の上にも3ヶ月」と言っていました。

参考になるかどうかはわかりませんが、今年で事業が4年目の私も、最後の職はニート時代のクロネコヤマトの倉庫バイトでした。
短期バイトだったのですが、しんどすぎて1日でやめましたw

周りから見たらどう考えても根性なしに映りますし、「根性のないやつに成功とか無理だろ」という感じがしますが、勤続年数というのは実際にはあまり関係ないと思います。

むしろ、合わない会社(うまくいかない事業)からはすぐに撤退できる素早い判断力の方が経営者には必要な能力と言えるのかもしれません。

それに、同じ会社に3年務めても、3年目などは毎年同じ事の繰り返しと言う感じになってきて、だんだん学べることも少なくなってくるような気がします。

これからの起業家に求められること

これから起業する上で大事なことは、「仲間を作る」ということ。

これまでのような「カリスマ経営者」よりも「いい創業チーム」がいる会社の方が投資家からの評価も高くなっている。

もし今ひとりだったら、同じ夢を持って頑張れる情熱をもった仲間を探そう。

とのことです。

ということで

軽くまとめてみましたが、いかがでしょうか?
最近始まった「テレビ東京ビジネスオンデマンド」なら、月額525円でテレビ東京のビジネス系の番組がネットで見れます。(今回の放送も視聴可能)

最後まで読んでいただきありがとうございました

Lifeclipを購読

Lifeclipは、FacebookやRSSリーダーで購読できます。
管理人のTwitterやGoogle+でも、ブログの更新情報や気になった情報を配信しています。

follow us in feedly

タグ: / カテゴリ:IT

関連記事をもっと読む