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川原裕也(@yuya_q)のブログ

2016年05月12日

お金と倫理(そして影響力と仕事について)

子供

最近、お金と倫理について考えることが多いです。

パナマ文書の一件で、勝間和代さんが「法律を名目上守るんじゃなくて、精神を守らないといけないんですよ」と言ったそうですが、これにはすごく同意です。

私個人の意見としては、パナマ文書の件でタックスヘイブンを使って合法的に節税をすることはそこまで問題だとは思わないのですが、影響力の大きい人ほど合法・違法の問題ではなく、その人のイメージや世論を意識しなくてはならないと思います。

基本的には皆、影響力のある人の真似をします。あの人がやっているから正しいことなんだと考えます。例えば、校則で早弁が禁止されていても、学校の先生が早弁してたら生徒も早弁していいと判断してしまうみたいな。

子供が親を真似るように、自分の身近な人、目上の人ほど影響が大きいということは、昔の記事でも書きました

話しは少し変わるんですが、自分自身、事業をやっていて、もっと売上伸ばすにはどうすれば良いのだろうかと日々考えているわけですが、お金ににフォーカスして考えると、売上を伸ばすのなんて実は簡単なことだと気づきます。

アダルトサイトをやったり、高単価な情報商材の販売をやったり、とにかく人をハメまくる方法で、あの手この手を使えば売上なんてすぐに今の3倍ぐらいにはなるよな。と思いました。

その他にも世間的にイメージが良くないけど儲かりそうなビジネスが頭に浮かぶこともあります。これらはすべて合法なので、もし自分が今の仕事で食えなくなったら最終手段としてやるか…とか考えてしまう弱い自分がいるのも事実です。。。

と同時に、なぜ合法だし売上が3倍になる方法を知っているのに自分はそれをやらないんだろうと考えました。

みなさんにも思いつくことがあると思います。これをやったら間違いなく儲かるけど行動に移していないことが。

その時に、自分はそこまでお金に対する欲求を持てないんだろうなと思いました。私は、人よりお金が好きだという自覚を持っていたつもりなのですが、その欲求もたかが知れていると気づいた瞬間でした。

そのブレーキをかけているのが「倫理」という存在で、私の中で「これはOK、これはNG」というのが、倫理によって線引されているのです。勝間和代的に言えば「法律を名目上守るんじゃなくて、精神を守らないといけないんですよ」ってことですね。

今自分がやっているビジネスも、100%倫理ある仕事だとは言えないと思っています。

これは、とある友人の話です。

その子は店頭でクレジットカード新規会員の勧誘の営業をしていたのですが、クレジットカードを必要としていないお年寄りにクレカを勧めて申し込ませるのが嫌だから仕事をやめたと言っていました。

当然そういう子は販売ノルマを達成できませんから、社会的な評価は低いです。

例え、悪質な商品を巧みな営業トークでその気にさせて買わせていても、売上No.1の営業マンの方が社会的には評価され、お金も持っているので魅力的に見えます。

私が今やっている仕事は、先ほどのクレカの勧誘と同じことをWeb上で行っているというだけの話なのですが、ここに倫理を求めて「必要ない人に申し込ませたくない」とか言い出すと、世の中にあるすべての「営業の仕事」が否定されてしまうことになります。

結局、100%倫理観のある仕事など世の中にはほんの一握りしかなく、そういうものは大抵、大きな利益にはなりません。人々がお金を稼ぐために行っている世の中の仕事というのは、倫理とお金のバランスによって成り立っているということです。

倫理を捨てると世の中の不幸が増える

昔はすごく影響力のあってイケイケだった人が、とあるきっかけで転落して、そこから段階的に怪しいビジネスにシフトしていくというのはよく見かける光景です。(怪しいとまでは言いませんが、売れなくなったタレントがパチンコ営業を始める時に感じる違和感と同じです)

生きていくために必死なのか、儲かっていた時の派手な生活から抜け出せないのか、転落した時に莫大な借金を背負って、それを返済するためにやっているのかは不明ですが。

これって、倫理を切り売りしてお金に変えてる状態だと思います。

そもそも倫理なんてものには一銭の価値もないですし、法律の範囲であれば倫理を切り売りしてもどうってこともないのですが、倫理を捨てるほど自分だけが幸せになって他の人が不幸になっていくと思うんですよね。

幸福が一点に集中してその分、不幸の裾野が広がるというか。

例えば、野球界で影響力のある清原がパチンコ営業をすると、パチンコなんて興味なかったけど清原は好きだという人が少なからずパチンコにハマります。

ただ、清原は悪いことをしているわけでもないし、パチンコも合法なので悪いものではない、結局は清原に釣られてパチンコにハマった人の自己責任でしかないので、この構図は何の問題でもありません。ただ、蓋を開けて結果を見れば、清原がパチンコ営業をすることで、多分不幸になる人は増えるよねと。

たとえ法律が合法でも、倫理を捨てるほど世の中の不幸が増えるし、影響力のある人が倫理を捨てると、みんながそれを守らなくなります。

お金と倫理と影響力

お金と倫理はバランスの上に成り立っています。しかしそれは、個人の影響力が大きくなるに連れて、うまくバランスできなくなってきます。

なぜなら、影響力が大きくなるとその人に対する「イメージ」とか世論の力が働くからです。

よって、影響力を持つ人になろうと思ったら、ただお金を稼げば良いというだけでなく、例えお金を稼ぐには不利な状況であっても、倫理を重視する必要が出てきます。

そのわかりやすい例が政治家です。
政治家はイメージが命です。一つトラブルを起こせば、その時点で失脚してしまいます。

そして、政治家になるためにはお金がかかります。

ここで問題となるのが「元々お金持ちの政治家」と「そうでない政治家」の存在です。

昔からお金持ちの家系に生まれ(またはお金持ち一家の嫁と結婚をして)、お金に不自由することがない政治家は、悪いことに手を染めずに健全な政治活動ができます。

一方で、裕福ではない政治家は倫理と正義感においては100点満点なのですが、お金が足りないため選挙を勝ち抜くことができません。しかし、選挙に勝ち抜かなくては政治家として成功できないので、倫理を切り売りしてでもお金が必要になる、つまり危ない橋を渡る必要が生まれます。

そして結局、転落してくのは正義感があったはずなのにお金が足りずに悪事に手を染めてしまった政治家なのです。

先ほどの清原の例に当てはめてみるならば、仮に清原がずっと現役で(薬に手を出すこともなく)野球一本で稼ぎ続けることができていたら、パチンコ営業などする必要はないということです。

ということで

まとまりがない文章になってしまいましたが、お金も倫理も両方大切で、その上でどうバランスしていくか、人それぞれが自分なりの答えを出していくしかない。そんなふうに思うのでした。

ネットでこんな記事(2009年)を見つけたのですが、勝間和代が少し好きになってしまいましたよ。。。

→ビジネスの相談 お気軽にどうぞ

最後まで読んでいただきありがとうございました

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